支援事例:みずうみ農園(みずうみのうえん)

《売上拡大》農商工連携の取り組みによる加工用イチジクの商品化

 

 

みずうみ農園
水海 清 (みずうみ きよし)様

拠点:千葉県佐原市
業種:農業

当社は、土作りや栽培方法などにこだわり、独自の品質基準の高品質なイチジクを生産している。糖度が自慢の『甘熟いちじく』は、商標登録もされており、高級品としての評価も高い。独自で6次産業化もすすめており、加工品の製造販売も行っている。2019年の台風被害を受け、生食用の果実がほぼ出荷不能となった。

【相談内容・きっかけ】

佐原信用金庫からの紹介で支援が始まった。

【支援担当者】

千葉県よろず支援拠点 コーディネーター
森脇 菜採(もりわき なつみ)

 

 

課題の整理と分析

当社のイチヂクは、生食用としての評価が高く、販路も安定している。一方、イチジク出荷時期以外は、加工品の販売が主となっており、安定的な収益を得る為に加工品の販路拡大、新商品開発などが課題となっている。
また、昨年度秋の台風被害により、主力の生食用の出荷がほぼできなくなり、加工用果実の活用が緊急課題となった。

解決策の提案と実施

【コーディネーターが提案したこと】

自社での加工品の製造販売には技術的にも商品のラインナップに限りがある。そこで、地元菓子店と協力し、自社の商品を原材料として活用してもらい、商品の幅を広げ販路拡大を図ることを提案した。

○アドバイス内容

・商品化に向けたコンセプトの整理、共同開発事業者との調整、価格の設定、商品パッケージ、プレスリリースなどPR手法など企画から開発、発売、PRなど商品開発全般にわたる伴走支援。

提案を受けて相談者が実行したこと

○相談者の行動

・1つ1つ段階を踏み、着実に商品化に向けた話し合いや試作などを協力して行った。

 

○他の機関との連携

・紹介元である地元金融機関、地元和菓子店との共同開発で商品化が実現した。

支援の成果

地元菓子店との共同開発により『無花果の飴煮チョコレート』の商品化に成功した。当該商品は、地元香取市の6次化推奨商品として取り上げられた。

ご相談者様の声

 

自分で加工するだけではなく、ほかの事業者さんと共同で商品を作れたことは、良い経験になりました。イチジクは出荷時期が限られるため、今後も加工用のイチジクの販売や活用について検討して行きたと思います。

支援のポイント

相談者は、独自でイチジクのジャムやドライなどの加工品の製造販売に取り組む意欲的な生産者であった。今回、農商工連携の取り組みにより、地元の事業者との連携が実現したことで、さらにイチジクの活用に広がりが出てくることを期待したい。