支援事例:ワノケア(わのけあ)                

《創業~売上拡大》創業約1年半で製品開発~販売までのスピード展開

株式会社ワノケア
永井 幸絵(ながい ゆきえ)様

拠点:千葉県千葉市
業種:製造業

介護をしている全ての人を製品で支え、高齢者の幸せに貢献する。を経営理念に掲げ、既成概念にとらわれない介護・医療製品の企画開発販売を行っている。

 

【相談内容・きっかけ】

代表自身が祖母の介護に向き合い、感じた”ジレンマ”を解決する商品「使い捨て洗髪用具パパットケリー」を考案。市主催のビジネスプランコンテストなどの受賞も受け、初めて制作する商品パッケージ、自社HP、商品パンフレットについて相談するためによろず支援拠点を利用。

【支援担当者】

千葉県よろず支援拠点 コーディネーター デザイナー
相田 悟(あいだ さとる)

課題の整理と分析

商品以外、パッケージ等のクリエイティブ(デザインなど製作部分)に見地が無いためどういう工程を踏めば製作可能かどうかが不明瞭だった。協力会社や外注デザイナーなどの選定も課題であった。

解決策の提案と実施

【コーディネーターが提案したこと】
1.クリエイティブに優先順位をつけ、流用できるパーツ(画像素材など)を順序よく制作し過不足なく商品完成~PRまで使えるパーツを作る
2.外注デザイナーや参画者の言いなりにならないよう自社でクリエイティブディレクションが可能なようにする。

支援の成果

2019年6月25日ちば経済季報に掲載

2020年1月30日読売新聞全国版朝刊に掲載

BtoB 1 某介護用品カタログ販売会社の採用

BtoB 2 某国立大学病院で全面採用(その他大学病院でも商談多数)

BtoC アマゾンでの販売開始

ご相談者様の声

何から手を付ければいいのか分からず真っ白になっていたあの頃の自分に、今の状態を見せてあげたいです。
担当して頂いた相田先生へは、そういう初期の頃に駆け込み、パッケージ・HP・カタログの相談に乗って頂きました。
特に、手順書付きパッケージの製作は様々な工程があり時間も掛かります。それを完成まで伴走するようにご支援頂いた事はとても心強く頼りになりました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

【コーディネーターのコメント】

製品化~販売は異例の速さである。それだけ市場に待ち焦がれていた商品であったと思う。
社会的問題に対しての鮮やかなソリューションであり今後、広く愛される商品になると期待している。この経験をもとに次期製品の開発を行ってほしいと思う。

支援のポイント

1.商品リリースまでのスケジューリングを共有し製作工程を提案、フォードバックも共有しどう対応するかを検討し伴走支援した。
2.クラウドソーシングを多用。発注から納品までクリエイティブ作業発注の勘所を掴んでもらった。
納品後の対応などのアドバイスを行い完成まで支援を行った。

提案をすぐに取り組んでいただくことが成功につながったと感じている。